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詩人:甘味亭 真朱麻呂
私たちを悲しみに突き落とし悲しみに染め悲しくさせ涙をその血の通った熱を帯びたゆるやかに輪郭をなぞる曲線の間をまっすぐに伝わるようにして涙がこぼれ落ちて次々に止まらなく止まらずにあふれてやまない
いま私たちが進むべきいままさにこの時未来へまずは明日へ進んでく僕らに希望を見出させる光などはたして存在するのかな あるのだろうか
光の見えないいまはこうやって真剣になって自分なりの答を満足感にどっぷり浸かることができ傷ついた分のこの報いに見合う何かを探してる
次々にどんどん言葉を描いていってはじき出していって並べていくだけの日々は老いてもなお続くかな 続くだろうな無情なほどに続くだろうね
それだけじゃそれだけじゃ耐えきれない満足しきれない何かがあることをどうかまあいいやとか途中でそんな曖昧なままであやふやな終わり方で終わりにしないであきらめをつけないでよ 見いだせるって描き続けてよ
この指よ明日を描け
素晴らしく素晴らしく鮮やかになるはずの明日を描けるはずの指先よ未来を描け
全ての答を見えなくさせはぐらかせるいい加減なごまかしも見え見えの自分でも当然わかりきった嘘も深い霧も闇を払いのけ答を答を明日に見出させてくれ
そしてその明日が見えたらそのまま明日へと行くためのドアをくぐり抜けた先にある未来へ続くドアを開かせてくれ
僕にもリアルで見れる現実の中での楽しい夢をたまにはそれだけは見せてよ
あまりにもこれじゃむなしすぎて悲しすぎるから 悲しすぎるだろう
だからこそドアを開けたい 探してる明日が何なのかを知りたい 何もかも知りたいとまでは言わないから何もかも知らない僕にひとつくらいはあきらめをつかせないであきらめないからあきらめられないからひとつくらいは一生のうちの一回くらいは僕にも長い長いいつまでも終わらない光のある夢を闇をかき消しその先を後一歩で