詩人:紅麗-クレイ-
いつも深夜になると
強い不安と孤独感が
凄い勢いで襲ってくる
一気に涙が溢れ
手足の震えが
止まらなくなる
過去の感情が湧き出て
深い嫌悪感と自傷感に
この心が支配される
もう忌まわしい過去は
何重にも鍵を掛けて
奥に閉まったのにね…
いくら友達と酒を飲み
朝までバカ騒ぎして
忘れようとしても
過去だけは忘れない
いつもどんな時も
どんな事をしてても
心の隅では過去が
私の中に潜んでいる
そして今日もまた
あの忌まわしい過去は
私の心身を蝕んでゆく
呼吸が不規則になり
胸の鼓動が速くなり
涙が異常に溢れ出る
いつか私は過去に
喰い殺されるのかな…