詩人:どるとる
思い出すよ 君がくれた言の葉
愛してるって言うまえに言われたね
タイミングなんてまるで無いようで
好きな時に好きなだけ君は僕を抱きしめた
僕に与えられた
時間は君に貸し切られた
愛してるっていう
言の葉 ひとつだけでこんなにも幸せになれる摩訶不思議
日常と非日常の隙間から顔をのぞかせるような幸せ
通りの花屋より
ずっと華やかな
彩りでかざられた
胸の中 ひらり舞う
晴れた午後のひと時
雨が降る気配はなく
不安要素はまるで無いありふれた日常の中でつづくまっさらなストーリー
いつまでも
僕は君が好き
いつまでも
君は僕が好き
そんな気持ちが
いちばん大切で忘れやすいんだからね
それだけを考えていったって難しいことなんだよね
言の葉ダイアリー
日常のページを
めくるたび
少しずつ
思い出が
増えていく
心の中の
日記帳
したためた記憶が
文字で残すより
鮮やかに
輝いてる
息もあたるくらい
近くに寄らなくても
わかるよ 君の気持ち
世界でいちばん愛してる
はじらいは捨てたから言える言葉
今、地球はより
青く 染まる
呼吸が楽になる
緑が深くなる
君がもっと
好きになる
言いたいことが
尽きないね
僕は君を
愛してるね
だから君も
僕を愛してね
ただそれだけで
世界は僕の中で天国に変わる
姿形のない喜びに満たされて あやされて
今日も僕は
空の下 土の上 君の横
誰より 君を見つめてる。