詩人:快感じゃがー
恣意的論争
もはや、これまでさ。
想いは一本の
線になって
イルミネーションを
掴まえる
捕らえきれない
夜空の星たち
犠牲にしあう
あの光が
一粒の涙を
潤ませて見せた...
刺激が足りない!
少し厭きれて
溜め息ついて
逃げて行った
騒がしい朝
ふたりが残せたのは
たった、これだけで
もう他には
なんにも要らないと
思えた
本当に、本当に。
あのとき、確かに
世界は辻褄が合った!
扇情的喧騒
後悔、慣れ親しんで
祈りなんて
無意味に思えた
好きだった
本当に。
本当に!
あのとき、確かに
世界はふたりのものだった
今日はもう
日が暮れるから
懺悔は終わりにして
傷つけた夜
憂いてみたりするけど
幸せであってほしい
せめて
少しくらい、なんて。
結局
感傷でしか
きみを計れない寂しさ
あのとき、確かに
ふたりは
泣いていたのに