詩人:甘味亭 真朱麻呂
よく言えばこれはバラードでよーく見りゃただのくそガキの落書きでした
いいじゃないか
それでいいじゃないか
言いたい言葉があまりにありすぎて仕方ないのですよね
まるであながち嘘じゃない考えなくもなかったけど適当にあしらった言葉のようで好きになれないわなんてきみは貴婦人かお嬢様気取りのようにえらそうに見定めたあとでそのご自慢のお力のほどを嫌みなほど見せつけて
鼻で笑い たばこを吹かしてたね
僕が馬鹿なら
きみは天才だと言うのかな
それはないだろ
いくら何でも
きみは確かに凄腕でプロ並みかもしれないだろうけど僕だって頑張ってるんだ
頑張ってるとこ
少しくらいは
ちょっとくらいは
認めてくれてもいいんじゃない
だから鼻で笑うな
愛してるのにね
なぜかなぜかなぜなのかなあ
二人は喧嘩してばかりいつも力の差も歳の差も身分の差も違うのに
なぜか愛を抱き芽生えるの この胸に
おしゃまな気持ちが大人びた瞳の奥
紅を塗った唇でキスをしたあの夜は今忘れようとしたって忘れられない大事な大事な思い出だからさ
ちょっとは愛してよ
素直になって
むりやり唇をうばってもいいのなら僕から素直になりキスをするけど いいよね?明日からは愛に変わるのだから恋にはさよならして恋する必要もなく そしてはにかむように甲斐性のなさを物語らせるあまりのおかしさに笑うのであった 笑うのでした 僕は おじゃんさおしまいなのさ ちゃんちゃん。