詩人:ai
夢の中で夢を見た
青い蚊の夢
無数の青い蚊が飛んでいて
私の体の色んなところにとまっている
右足を払うと左足にもおり背中を掻くと胸にもいる
手で掴むと青い血が流れる痒くて痛い
気持ち悪くて恐い
周りにいる人は
平然と笑っていつも通りに仕事をしている
私だけが泣いていて
私にだけ見える青い蚊
今日も目が覚めた
青い蚊はいない
夢の中ではないと思う
でも、しかし、
今が夢じゃないと何故言えるのだろう
眠ったら、目が覚めたと思うかもしれない
リアルさで言えば、今より蚊に吸われた青い血の方がリアルだった
現実とは
一体なんなのだろう
蚊が見えないのは今は私で、他の人は苦しんでいるかもしれないのに
それだけ
あの蚊は青かった
追伸・
昨日の乱れた詩に投稿してくださり、優しさを分けてくださった方々ありがとうございます。明日より、実家の田舎に戻り半月ほど静養してくることしました。