詩人:♪羽音♪
"何があっても 貴方の手は離さないから"
遠い日にした
私と貴方の尊い約束
あの日から何度か
貴方は不安になると
「逃げるな」って
私の腕を強く掴んだ
その度に思ったんだよ
逃げる訳ないじゃない貴方との約束があるんだからって…
でもそれも 今では
果たせなかった約束
貴方が苦しむ姿を見る度に 心が揺らいだわ
自分に何度も言い聞かせた
"手離すことで 貴方を守れることもある"って…
それで離したくない手を離した
"何があっても貴方の手は離さないから"
軽い気持ちで言った訳じゃないけれど
貴方にとっては
呪いのような言葉に
なってしまったね
もう、その呪縛は
振りほどいていいんだよ 楽になっていいんだよ
"何があっても貴方の手は離さないから"
守れなかった
貴方と私の尊い約束