詩人:夜深
こんばんは
小さな声でささやいた
黄色な気持ち
水面に揺れてるお月様
ふうわり浮くような恋の夢
いつまで
夢を見続けられるかなぁ
きっと朝がくれば
光が心をくっしゃり刺して
少しの痛みをこらえて
君とのさよなら するんだろうな
闇にぽつりぽつり
蛍光色
光を求めて旅をした
私の羽根はいつのまにか
汚れていたから
どうやったら
不安を 汚れを なみだを
拭えるのか分からないまま
いつ 夢から目覚めるのか
知らないままに
恋に落ちる
君といっしょに
濃淡映る夢のふちに
呼びかけてみる
この空はいま
赤ですか白ですかそれとも真っ黒ですか
もし赤なら
君と出会う時間
もし白なら
君と話す時間
もし真っ黒なら
もし真っ暗なら
君が消える時間
夢のふちの奥底に
恋が落ちて
君が落ちて 消える、瞬間