詩人:甘味亭 真朱麻呂
今日も何気なく日が暮れて
なにもない殺風景な部屋に閉じこもり
そういえば今週号のマガジン買ってねぇな
クッションを枕代わりに寝転がって
ツマラナそうに天井を眺める
誰かが作ったルールを嫌がることなく文句を言うこともなく今まで歩いてきた
哀れもない世界で何かしらの生き甲斐を探している 探している
旅立つためにまとめた荷物は本棚の脇
立てかけられている使うことなどないとは思うけど
途方もない悲しみは
新たな退屈を生むだけで
今がなんとか幸せであればいい
未来のことなんて考えたくもない
今は遠からず近からず訪れる終わりに向かう列車に乗ってる旅の途中
どうかゆっくりと景色を見させてくれますか
大人になるそれまでは。