詩人:夢姫
籠の中から見える景色はなんだかどろどろしていたよあんまり感じたくはなかったけれど客観的にはとても居心地が良さそうだったよいつのまにか籠に閉じ込められてしまったようだけど籠の中から見えたあの彼女は笑っていたんだはしゃいでいたんだ見え隠れする本心上っ面だけの世界で隠そうとしてる彼女の本心隠しきれてないから感じたくはなかったけれど彼女の心中を察して籠の中で誰にも気付かれぬように声を殺して鳴いてたあたしはうさぎ