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詩人:あいる
日記の終わりの
ピリオドは
あまりに冷たすぎるから
目をとじ
耳で生きてゆこう
人の心が
降るでしょう。
洪水はまぬがれません。
傘もささずに
受け止めましょう。
天気予報は外れて
異常気象が当たりまえ
ぜんぶ
にじんでしまえよ。
滲んで
滲んで
滲んで
それでも
消えないものが欲しいの
後悔という名の枷は
また時を傷つけるよ
想いの降る街で
去った過ちを
ボクを引っ張って
想いの降る街で
ボクは
目を開こうとしているよ
雨は
落ちて来るものなのに
手を
伸ばそうとしているよ
ボクの
見えないところでは
すっかり
晴れているというのに