詩人:あかつき
さよならいとしき恋心
今でもやさしき恋心
想い出をだきしめて眠ろう
気がつけば時間だけがだいぶ経って
終着と出発の間に立って
逃げるように過ぎていくあざやかな季節
追いつけずに叫び出した蒼臭い精神
冷たく激しく荒れ狂う時の激流にのみこまれ
今君が想い出に変わってく
始まりを踏みしめた時
目を醒ます終わりと岐路
永遠を信じ刹那に怯え
儚くがむしゃらに求め合った
さよならいとしき恋心
今でもやさしき恋心
ぐずった精神を眠らせて
強がりとほほ笑みで手を振ろう
できればずっと一緒にいたかった
そんな願いもまた夢のよう
想い出をだきしめて眠ろう