詩人:アイカ
今この場所に立つ
体が痛くて
ギシギシと
軋むけれど
涙で霞む目を
何度も擦りながら
どうにか真っ直ぐ
前を見て
今生み出せる
最上級の
優しさで
君を包んであげたいと
心から思いました
そう例えばこの先
真っ暗闇の果てに
ちっぽけな希望が
あるとしたなら
私はそこへ向かう
事にするよ
スキップ混じりの
全力疾走で
今の今まで
斜め後ろ
過去の景色に
とらわれて
どうしようもない
無力さに
足枷をかけられて
動く事さえも
あきらめて
居たんだけどね
ここまで来いよと
微笑む君が
優しげに
この白い手を
掴もうとしてくれたから
行けるところまで
一人で生こうと
そう思えたのさ
依存と
疎外は
どうしても
怖いから
自分とその他に
甘えずに
決めました
今の今まで
出来なかった
小さな決意表明を
今この場所で