詩人:大蛇
少しでも
気持ち良くなりたくて
薄っぺらな一枚。
それがなかった為に
本来
喜ばしいことが
最悪な結果となった。
それを受け入れた
彼女も 何か忘れていて
その間 お互いは
何も気に留めず
求め合っていただけ。
確かに 居たのよ
腹 (ここ) に
静かに 安らかに
眠っていたんだ。
確かにあたしの
腹にはもうひとつ
呼吸が 響いてて
抱き締めたのに
泣いてしまっていたんだ。
少しの間で
何故 知った瞬間から
愛してしまったんだろう。
何故 そんなに
愛していたのに、こんな結果になってしまったか。
もう この 弱さと脆さを
周りのせいにしては
いけないんだ。
確かに 腹 (ここ) で
呼吸を してたのには
間違いないんだ。
こんな あたしでも
静かに 安らかに
眠れていたのに 。