詩人:どるとる
愛し合う ふたりは
ふたりだけの宇宙の中で新しい世界を創造する
頭の中に浮かべた
イメージは膨大すぎて
図書館にも入りきらないたくさんのアイデアにあふれてる
たとえばどこかへ向かう道の途中で出会う道端の花のように
青い空に浮かぶ名前もない雲のように
そこにあって当たり前なものでもそれは何より尊く素敵な輝きを持っている
この胸の鼓動がやがていつか静かになるまで
僕は君とここで
創造しよう
新しい世界を
明日という
一歩先の未来を
そして心の中に浮かぶあくをすくいだすようなすさまじい一発を
空の彼方に広がる
宇宙のような
果てしない物語の中で繰り返し綴られる
出来事の一部始終を
つつがなく 抜かりなく
僕は描いてゆく
見えない日々の日記帳に
思い出という名にかえて。