詩人:KiraAya
背筋を伸ばして
笑顔を作って
見苦しくないように
出来るでしょう
我慢しなさい
子供じゃあるまいし
なんでもないこと
それだけのこと
皆が喜んで受け入れる
当たり前のルール
人としてのルール
身なりは清潔に
言葉は美しく
不快にさせないように
迷惑かけないで
やらなくちゃいけないの
そういう決まりなのです
なんでもないこと
それだけのこと
皆が喜んで受け入れる
生きるためのルール
幸せのためのルール
着たくもない服
履きたくもない靴
持ちたくもない鞄
こんなにも惨めなのに
それでいいと褒められて
正義と常識と正常に気が狂いそう
どうしてまともでなくちゃいけないの?
誰かが満たされる為には
誰かが壊れてしまうのに
どうしていつも私が傷つくことが
世界にとって当たり前なのだろう