詩人:あいる
「万物創世記」
言ったからにはしなきゃ
身から出たサビ
くちさきから出たアカ
今じゃどれほど
調和が取れてんのかな
ぼくらの、へべれけ・詩形での酔っぱらいかた
顔は見えないにしても、手は繋げてる」
このちっぽけな一歩から
真似する世界のリズムが
ハートとらえ、
みんなに招かれて
液晶上に集まるのさ
都会の水じゃ手も洗えないよ、
と涙で手を洗わないでよ
それボク、やだよ
胸の中のカクテルを移してあげよっか?
左右交互に差し違えるように
合わせる胸板
シェイク
ユーエンドミー
排気ガスじゃ息も吸えないよと
長いキッスを繰り返さないでよ
肩で息する首筋にぶら下がる
回らぬ呂律
血色悪いと罵り合い、
ピンクと青の薔薇を
それぞれが、ちぎれば
残った棘・握って、
向き直り、
やっと
二足歩行に成ったばかり
空いた両手は
抱き合うことを知ったよ
誇らしげに頬っぺの笑み
胸に刺し合う誓い
ゆくゆくは
金婚式で、
乗る自動車も、
二輪車から三を経て、
四輪駆動へ
グルグル変身しながら転がろう
そんなシナリオ
ダイナソー・ロボ
もう一度、
肩の皮膚こすってくんない?
あうんの仲でも、痒みは分かりにくい
でも、
そこを何とかしないか?
新人連合にとって、
ぼくら、
お節介ロボット・
お助け号になりたい
愛し合わなきゃな
君がゆうべ
頬杖してた
恥がゆさが残ってて、
どうも気になるのさ。
これからは、
偽(エセ)ハラ切りを
続けざまに
ホールド・カット
僕の何もかもを
見せた人になってよ
君の中の本当の君よ
君らしい君が
君じゃない君と、
二人交互に
僕に寄ってたかって
色んな手で
ハートくれる
君の声だけしか聞けないロボット
錆び付くまで
泣きわめき、
がらくた化
君との帰り道
遠回り
下校拒否
そんな昔から決まってたシナリオを
わけあおうよ