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詩人:トケルネコ
擦り切れたズボン
抱えきれないカバン
黒いパンツの旗竿振りかざし
檸檬片手に
奴が来る
おいたわしや
おいたわしや
おい、たわし屋
そこのたわし屋!
「なんや兄ちゃん?」
違う、隣の奴だ
「あたしぃ?」
違う、チョビ髭のやつだ
「あっしですかい?」
オマエだ…
夕暮れカラスは
どこへ往く
夕闇まとって
何を鳴く
空には林檎の実がプカリ
あいつはそいつの鼻ポカリ
「痛ぁ!なんであっし殴るんですかい!?」
タワシ屋風情がそんなガリ勉眼鏡してるからだ
「 エェェ(@д@)ェェエ 」
うるさい
「 エェェ(@д@)ェェエ 」
うるさい
「 ヘエェェ(@д@)ェェエ 」
感心すな
「 モエェェ(@д@)ェェエ 」
抱きつかれても困る
「で、どう落とすんすか、この詩 」
とくに考えてはない…
「 エェェ(@д@)ェェエ 」
…また繰り返すのか?
その三日後、ついに加護ちゃんが辻ちゃんを刺したとニュースZEROに・・・
「 エェェ(@д@)ェェエ 」
もういいよ