詩人:さみだれ
悲しみを奪ってまでも
守りたいものってなんだろう
言葉を潰し歩いてまでも
得たかった幸せってなんだろう
古いものが偉いと思ってても
新しいものが輝いて見えて
いつのまにか真っ黒の瞳の中に
星がちらちら散っていた
間違いだなんて決めつけても
正しいことは怖くて言えない
言えないなら表しようがないよ
そんなことなら黙ってていいだろう
ただそこに立ってるだけで
生きてることになるのなら
誰だって死ぬことはしないだろう
さみしさを紛らせてまでも
守りたいものってなんだろう
嘘をついた口を洗ってまでも
気にしていたものってなんだろう
大切にしてないものほど
助けてもらってるものだろう
大切にしたいものほど
目に見える場所にあってほしいだろう