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[117678] 君は僕の僕は君の明日を

詩人:甘味亭 真朱麻呂


心の中や頭の中にあるたくさんの想像から飛び出してきたような自由な絵を描く
誰も知らないふたりだけの愛とやさしさの物語は続いていくのさ描いたときからその瞬間ふたりの物語はここから始まっていくのさお互いの好きな色で力を合わせその絵を譲り合い塗りあうふたりの手が確かな未来を心の奥に描いていくのさ
それはいつかきっと形になって現実になるのだろう
そのためにはたくさん描いてきた想像した分くらい苦労やいやなことも重ねなくちゃならない
笑った時間くらいその数くらい涙しなくちゃ何かに堪えなくちゃならないかもしれないね

それでもあきらめずに手を伸ばして明日の僕に想いのこもった今日までがんばった分のバトンを渡し
そしたらさあ走り出せと僕は言うんだ昨日の僕に手を振り涙拭い昨日までのがんばりを無駄にしないように想いをつないでく唇かみしめ遠くなる昨日の景色(おもいで)
日が暮れて空が真っ赤に染まってもきっとまだもう少し走れるから君の手をつよく握りいろんなものを背負う僕だけど
愛は背負うものじゃないと僕は本当はつらないけど大丈夫と弱音おしころし強がる
そんな勇気の仮面を被らせたウソはいらないよって君に言われてしまった
たまには休んで立ち止まることも大切さって『私のためにがんばりすぎないで』と君は少し瞳潤ませながらうまく形にならない未完成な言葉をふるわせてつぶやいた

でもその瞬間に心に届いたその言葉はどんな飾り立てられたきれい事なんかよりもたとえばヘタな歌よりも一番心の奥にずしりと重く感じたんだそしてやさしくあたたかく響いてとてもうれしかったよそんな時に流すような君のやさしさこぼれ落ちてあふれる涙のようにきれいだったんだふたりの頬を伝わり心を濡らし熱くこみ上げる熱すぎるくらいのやさしい気持ちになれた
響きあうやさしさの音色がまた僕を新しい今日へ目覚めたらばはこんでいくけど

2007/12/26 (Wed)
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