詩人:甘味亭 真朱麻呂
涙を流すってことはたぶん悲しいからだけじゃなくてさ
うれしいから楽しいから思わずね流してしまう時もあるのさ
たとえば誰か大切な人の言葉はいちばん胸に響くだろう
傷つけあったり仲直りして傷を舐めあったりそんな場面
そんなつもりはなかったのにって言ってしまった後に僕は身勝手な言い訳でなんとかすぐにごまかそうとするなんて愚かな奴なのだろう
おかした過ちはその罪の重さだけ償うことが正しいとわかっているのに
いつも当たり前だと人のことになれば熱く語るほどなのに
どうして自分のことになるとこんなにも打って変わって言ってることと違うことを言いやったりするのだろうかな
君に思わず心にもないことをどうして言ってしまう?やってしまうのか
それだけならまだしも反射的になんてそれどころか間違ってだなんて言い訳にもならないことをなぜばかみたいにこんなにもむなしく繰り返してるんだろう
自分でも後で振り返ったらずいぶんばかなことしたななんて思えるというのに…
こんな反省をする気持ちでいつも正しさ胸に刻みつけて
自分を見失わないような強い意志を持てればいいのになあ
苦労することでは決してないのにまるで正しさの全てを知りつくしたような言い方で結局その当たり前なことができてない当人のは僕でした
僕なのにまるで人事のように自分を言いくるめる態度は自分でも本当に嫌いだし愚かだと心から思う
本当だよ思うんだよ
こんな愚かでばかな僕でもさ…