詩人:中村真生子
入道雲、いわし雲、筋雲…夏と秋がせめぎ合う空で雲の遊戯に魅せられし翌朝目覚めると窓の外には真っ青な空。夕べの雲はいずこへ。夕べの楽しみはいずこへ。久遠の空に問えば言葉が青にとけていく。海に立てた小さな泡(あぶく)のように…。