詩人:哀華
いつしか体は
継ぎ接ぎになって
派手に転んでも
また必死で
立ち上がって
もがいていて
底の底からも
駆け上がって
息を切らしながら
見渡したとしても
誰も
抱きしめては
くれなくて
諦めては
求めすぎて
いつしか
誰にも侵されぬ
領域を作り出し
私は強いからと
そう肩を怒らせ
不適な笑みを
浮かべながら
人を蹴落として
いく事を覚えた
最低な人格者
それが自分で
あるが故に
苦しすぎて
疲れてしまったんだ
来週の今頃には
きっと
何もないさ
来週の今頃には
きっと半開きな目で
微笑んで居るさ
2005/06/17 (Fri)