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詩人:甘味亭 真朱麻呂
君の声…僕の声
様々な低さ高さがあるけど
高いものもあれば低いものもあるね
けれどひとついえるのはどの声が一番だとかどれがよくてだめだとかそんなものは存在しないし
そんな見方で声の善し悪しは決まらないし元からそんなものは毛頭ないのさ
たくさんの声が重なり合うように
この世界にあふれ
いろんな言葉をいろんな特徴ある声もあればありふれた声をつかって歌ったり話したり思いを伝えたりする。人によれば声を出せない人もいるけど
声があるならそんな人の分まで話したり歌ったり思いを伝えたりするべきだと思うから
伝えるよ 伝えるよ
伝えなくちゃならない大切なことも取り留めもないどうでもいい友達との軽い会話や目上の人とのかたい会話とか目下の人とのえらそうな会話もすべてそのすべてが声すべてを称して声でその声がはじめてわかる意味を持つことで言葉になるのでしょう きっと
僕は思いをどれだけ
胸に秘めていて
その思いをどれだけ
僕らは形にできてするのだろうかな
ずっとこれから先もこの声をつかって話すだろうけど
いつものようにいつも通りに当たり前だと思って話すだろうけど…本当のところはただ話すだけじゃ伝わらない思いは想ってることをちゃんとその声に吹き込み言葉にして気持ち込めなきゃいけない。僕の場合ははたしてどうなのかなあ…?
うまくできてる?
そして声を出せてる?ただ言葉を使うだけじゃなく意味をふまえ思いを込めて汚すばかりじゃなくそれが脳でもなく使い方を誤らないようにつかえてるのでしょうか…?
思いはちゃんと君に誰かにも届いてるのかなあ
その声の色声の形声の重さをかみしめ受け止めながら
君に伝わっているのでしょうか?
僕の本気の思いは
僕の苦しんでまでも抱えた恋心などは
たとえばそんなひとりの人に向けた思いなどは伝わる早さなどあるのかなあ。