詩人:アイカ
いつしか
悲しみ
暮れた夜
きっと私は
世界で
一人きりなのさ
いつまでも
動けずに
私は黒ペンキを
ブチマケたような
空を
見上げてる
地面には
踏みつぶされた
黒い雪が降って
海には今でも
クマが沈む
虚ろな空
なんて酷い空
煙を吐いても
天井に届くはず
ないじゃない?
この向こうには
何があるのかしら
悲しみ暮れた夜
私は世界で
一人きりなのさ
もはや想像は
確信へと変わった
そんなことないよ
だなんて…
じゃあ
何故誰も
私の目を見ないの
じゃあ
何故誰も
えぐった傷を
見て見ぬフリなの
これは本物よ。
そう聞きたきゃ
遠慮なく聞きなよ
笑って
答えて
あげるから
これは確信
マギレもない