詩人:甘味亭 真朱麻呂
失くした声のその数だけ過ぎていった夜があり時があるのです
切ない夜の隙間に差し込んだ月の光に惑わされながらやさしく甘い夢をみたい
まるでゆりかごに揺られてるようさ
当たり前な何気ない幸せが奏でる本当の歓び気持ちをにぎわすすてきなメロディ
僕は限られた時間のその中でどれだけこの先こんな風に歌えすがすがしいくらいの歓び新しい季節の心をやさしく吹き抜ける風
こんなに晴れ晴れとした気持ちあとどれだけくらい感じられるのかな
歌ってきた日の数だけ声は僕の胸からあふれるだろう
今日明日来週来年…そんな風に過ぎ去る時間をなんとなく指折り数えしながらあっという間に終わってゆく切なさやはかなさの中にも時の流れの淡くやさしい表情を見てそんなものもあったんだなあとなんだかあらためて気付けました
いつの間にか時は未来を描いたえくぼの可愛い小学生の僕が写真の中だけの遠い思い出として振り返るだけの歳になりその分歳の数だけ時も経ち僕の周りもずいぶん変わり何よりも自分自身が大人になったあんなにちっちゃかった僕も歳をとるんだね当たり前だけどもうこんなに立派な一応世間でいういわゆる大人やってます
『マイウェイ僕が歩いてきた日々今日まで書いてきた人生のノートの今日の分を書き終わったらソルティーウェイ また歩き始めるよ』
どこまでも終わりなく続いていけよ
俺の想い どうか残してよそれを過去だけのものにしないでずっと抱きしめていたいひとつくらいそう大事なことくらいは忘れさせないで 涙ばかりのさみしさの中にうずめないであまりにも悲しすぎるので お願いだから…
思い出がひとつずつ前だけ向いて目の前の景色だけじゃどうもさみしすぎるのさ
今この時だけの景色も大事だが歳を重ねていくたび思い出が恋しくなる涙に暮れていたい時もあれど
前だけ向いても生きられないのが人ですだから思い出が足りないときに