詩人:どるとる
君のママとパパから
やがて小さな命が生まれ
今日の今日まで少しずつ三人が三人育てあってきた
よちよち歩きの子供時代から
やんちゃな時を過ぎて 大人になっても
親から見る僕はやっぱり僕でしかなくて
変わらないことがとても心配で
また幸せでもあって
何日も何日もかかってきめた名前で
君を呼ぶたびに
僕の胸は熱くなる
君が僕にくれたたくさんの思い出は
今も心のアルバムの中で輝いている
この世界でいちばん
大切なものはきっと
人のすぐそばにある
たとえばいっしょに泣いたり 笑ったりする毎日がそうだったりするんだよね
君が小さいころから
見てきた僕だから
ママとよくケンカした時 君が泣くのを合図に僕はママに謝ったね
僕が積み重ねてきた
人生などは君がこれから積み重ねる
人生と比べれば
たいした人生じゃなかったと思えるくらい
君の人生が輝くものであることを願う
おしえたことよりもおしえてもらったことのほうが多い気がするよ
パパから君へおしえてあげられることは
きっとたいしたことじゃないけどさ
つよく思うのは
君が歩んでくこれからを僕はいつまでも応援してるってこと
君がパパに似たなら
不器用なとこかな
ママに似てるとこは
優しいとこかな
いくつもの夜を
いくつもの朝を
超えたその先で
いつの日か
君はこの家を出るだろう
そして誰かを愛するのだろう
夢を追いかけていくのだろう
僕はただそれを見守ってるよ
悩みがあるなら聞くよ
いつでも帰っておいで
君の帰る場所はここにあるから
君が僕にくれたたくさんの見えない
プレゼントはいつまでも心の宝箱にしまってあるさ
いつまでもこんなパパだけど
君のこと世界でいちばん愛してるよ
そしたらママを愛してあげてなんて言うかな
こんな僕がつくった唄だから
へたくそだけど
思いは本当だよ
題名は君とパパとママの唄。