詩人:甘味亭 真朱麻呂
遠ざかってゆく思い出がある
だんだんそれは記憶に古くなる
新しい扉をまた今日も開くのかな
街を朝陽が照らし少し汗ばんだからだで長い夢から覚めたら
重い瞼を眠さこらえて開けられるのかな
旅立ちの朝のように人は長い夢という瞬間の旅路から帰る
なぜか長いように思えても夢の中でも眠っていても時間はちゃんと流れてるから
覚めない時はなく終わらない夢はない
どんな夢にも終わりはあるから晴れ渡る空を飛ぶ夢 目覚めたならば雨降りの現実
楽しいことばかりの夢とは違うまるでさっきまでの景色とは別世界だ ロマンもなにもない汗だくになるだけのだるい日々が始まる 今日も
長ったらしい時間の流れの中で僕は過ごす
いつも通りのいつもと同じ日常にとけ込んでく
こんな思いおしころせれば多分僕は翼の生えた夢をもう一度抱きしめられて 羽ばたいていけるのに目の前の現実が羽ばたいてくそれを遮るように飛び立つ足をつかみ引っ張るんだ
だからいつも夢の先へ夢の中へ飛び立てずに迷ってばかりの現実に押しつぶされて現世に押し込まれ
こんな忙しくあわただしく始まり始まりだけは長いのにあっという間に気付けば終わりをむかえ夕暮れの中に消えてく今日
仕方もないからと目を閉じ本当は悲しいのにかなえきれない夢
つくり笑いでごまかす自分がもどかしくて
ただ目の前にあることを片づけているだけに忙しくて片づけているだけで1日が暮れていき片づけている合間がとても大事な時間だけどそれさえも愛せもせずに僕は出口のない悩みという暗い頭の中に広がる光も届かぬ暗い迷路の中でたったひとつの希望(こたえ)探してる
こんな忙しい変わり映えない毎日にただ身も心も捧げあずけながら 生きてることに不満をいうのさえ愚かで図々しいことのように思えて
何ひとつできず言えなかったのさ 僕は
ぐちやいらいらばかりに心崩れて。