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[118468] 遠い空

詩人:甘味亭 真朱麻呂


今はもう見えない場所まぼろしのような過去の果てのさらに果てにある遠い空
数え切れぬほどたくさんある思い出
こんなに日々重ねてもまだ数え間違えるほどある限りなき明日

ボクらは見えない想像や景色に見とれに来たんじゃない
来たんじゃなくてまたこんな疲れるだけの終わらない山積みの宿題のように疑問は数多くありまだまだ山ほど残ってる今日もまたひとつ容赦もなく次々に積み重ねられていく毎日なんかにおわれているだけでさ
疲れるんだ生きてるってだけで素晴らしく喜ばしいことだけどわかってるけれど
時々そんな強いようで弱い強がりで純粋な心黒く染めてもうみんななくなりゃいいのになんて心にもない人間らしからぬ言葉をはなつ

積み重ねてくいくつもの日々
幾多の困難 雨に降られ嵐にもまれ
孤独な心 寂しさに塗れた涙
もう何粒…何リットル流したかなあ
数えられぬこの日々の向こう この困難というつき果てぬ荒波を超えた先になにがいったい僕を待ち受けている? なにがあるというのだろうか

気になるから歩き続けて生きていく明日もずっと このどこまでも続く青く広い空の下 覚悟と準備を決めたなら限りなく先の見えぬこの人生という折り返しのない行ったら帰ってこれない帰れない片道だけの長くはかなき一本道を行くよ
旅していく人は誰も知っているこの旅には終わりがありこの世界にあるすべて何もかもに決められた終わりがそれぞれに定められてることを
見えないからおそれる心ふるえる理由にしても知っているからこそおそろしい向かう先は地獄の炎か楽園の宴か見えない明日に様々な期待や希望抱いて悲しくならないように絶望や最悪の展開
考えぬようになるべくしてる どんな誰もがその理由もみんな知っていすぎるから知りすぎたそんなものたくさん抱えてきた悲しき生き物だから 涙を流し一回きりの人生だと知り誰かの終わりに学び

2008/01/06 (Sun)
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