詩人:栢徠
久し振りにあなたの夢を見ました桜吹雪に隠れた背中私はなにも言えずに見送った少しずつでも確実に広がる距離手を伸ばしても届かない走り出したいのに動かない足口を開いても出るのは空気だけただ、涙を流す私を包んでいたのはやむ事のない桜吹雪あの日からもう2年の歳月が過ぎましただから、夢に見たのでしょうあの日の光景を桜吹雪の中、歩み去るあなたを呼び止めた振り向いたあなたに私は笑顔でさよならを