詩人:甘味亭 真朱麻呂
この世界に生まれられてよかった
この街に生まれられてよかった
僕のお母さんとお父さんがあなた達で本当によかった
たくさんのよかったが心にあふれそれは言葉にならないとどまらない熱い想いに変わって 僕は時々そのやさしさにふれすべての言葉失い心があたたかい愛に満たされなにも言えなくなり言葉を言うこともできなくなり涙ばっかし流れてしまう
不思議さ 不思議さ
愛の前じゃどんな言葉もしおれてしまいその意味をなくし眠ってしまうよ
胸に潜む不安だって消えてしまうくらいだから言葉がそうなってもなにもおかしいことはないのだけどね
すべてに感謝しなきゃね『ありがとうっ』て言わなくちゃ恋人じゃない話し相手も疲れるしなんといってももどかしいけどまっすぐ見つめる君の目にまたあの日感じた見守るような眼差し愛を感じた
だから同じように言葉をなくしなにも言えなかった なにも言えやしなかった
すべてにいま感謝するときならば
悲しいままで終わることにも僕は幸せで満足な歌を歌ってみせるしかないのか
そんな不安さを感じながらただ目を閉じる 僕はゆっくりゆっくりつよく目を閉じた
それでも
どんなに悲しい明日を迎えようとも僕は僕を取り巻き生かすすべてに感謝したいから 感謝するべきだからと笑顔を感謝するべきその人たちに感謝の気持ちを送り届けたいのさ 君の心へも君との未来叶わなくても愛にならなくても こんな風に楽しい毎日をくれて 友達としての好きをくれてありがとうと素直になって大人なんだからと無理なことは割り振り僕は君が一番幸せになれること密かにいつも願っています
ゆがんだ心持つことせずに済むようになる日までにこんな叶わぬ夢持ってしまった僕は君への無謀で不可能な気持ち 吹っ切るつもりです
ただもどかしい でも今はこれが精いっぱいだっていう力強くみせて実は今にも泣き崩れて