詩人:どるとる
僕が僕の今日1日を見つめてる
そんなふしぎな夢の中で
なぜだか僕は涙を流していた
やっぱり悲しかったんだね
やっぱり泣きたかったんだね
ほんとうのところは
小さな星がたしかに光るのをこの瞳が見ていたから
きっと多分ねおそらくはね明日は晴れだよね
天気図にうずまく台風と
いまだ消えない心のキズアト
そして似て非なる
理想と夢
現実に追いつけない僕は
置いてゆかれるのを構わないとでも思うように
走るのをやめた
そして目をそらした
現実の世界から
人は大きな壁に直面した時に
その壁から目をそらすか乗り越えるすべを探すかで
分かれるけど
僕はどっちかな
今までは
どっちだったかな
もう逃げるのはやめにしてさ
そろそろ立ち向かおう
恥をかいたっていいさ
間違えたっていいさ
誰がなんていったって構わないさ
僕は僕の思いを信じてさ
この長い夜を乗り越えたその先にまばゆい光があらんことを
願ってさ
向かい風もものともせず
ずんずんと突き進む
追い風の旅人になろう
何度も見るあの夢も
覚めない悪夢の悪酔いも
すべてはつぎの喜びに出会えるまでの辛抱だ
もう少し もう少しだけ
悲しみに堪えよう
夢の中で泣いている
自分を慰めてさ。