詩人:どるとる
今日も明日も
なにかとやたら忙しい
だけれど生きていられるだけで笑いは勝手に起こる
悲しいことさえ過ぎてしまえば昔話
だから
そんなにいつまでもしょげていないでさ
どうせ今日も明日もまた笑えるんだから
悲しいことをわきまえたうえで飛び込んで笑ってやれ
今日も明日も繰り返す日々の波にまたがって
乗り過ごした電車
置き忘れた傘
次々に起きる災難
それさえ過ぎてしまえば笑い話
涙の雨の中をさあ目をつぶって走り抜ければそこはきっと素敵な夜 素敵な夜だよ
今日も明日も頑張んなくていい
無理はしないで
焦らないで
ゆっくりとペースを乱さず進めれば
それは幸せというものでしょう
僕はこれ以上無いくらいにうなずいた
ちょっとだけ
ちょっとだけ
生きていく自信
歩いていく自信
もてた気がした
そんな夜。