詩人:甘味亭 真朱麻呂
たとえば君が僕の言葉をまんまと飲み込んだとしても
それ程うまくはいかないだろうからこの恋の行方も誰も知らない
たとえば裸のままで冬の海を泳ぐ無謀なことをするようにその冷たさで干上がった夢の中を想像の水で満たせば
少しは楽しくなるかな
若年よりの僕ですら頭の奥の脳みその小じわの数が気になるから きっとそれは誰もが同じ明日を夢みることと同じようなことで
答えなんてどこにもありはしないから
いっそ思いつきやでたらめでも笑えるラストならどんなに苦しい困難を味わってもちんけなペラペラマンガや古くさいモノクロ映画でも見る価値はあるはずだから
きっと...僕はそう思ったんだ 昔を振り返る君をみてて
思ったんだ
現実なんてだいたい裏を返せばそんなもんだ
そんなことの繰り返しでみんな生きてるのさ。