詩人:放射能
1日警察署長が
あるのなら
1日極道組長が
あったっていいと
鳥カゴの中で
思っていた
もしも死んで
考える事ができるなら
どうやって
死んだかによる
命令や義務で
死んだなら
何を感じるのか?
自殺なら?老衰なら?
興味はつきないと
金魚鉢の中で
思っていた
華にこぞりて舞い散る雨を
そっと掴もうと手を伸ばした折に
夢は途絶える
白日の讃歌となりて
いつの日かガンダムが造られ
コロニーもできるものだと思ってた
子供の頃の頭の中で
夢は現実にしていた
その他大勢のように
死んだりはしない確信も
ありすぎていた
マクロスのような
歌で戦争を終わらせる事ができると
信じきっていた
攻撃による衝撃ではなく
文化や人間の知性による衝撃で
理解しあえると学んでいた
夢は途絶える
白日の讃歌となりて