詩人:山羊
もうどれくらい 離れてしまっただろう
ただ 前を進んだ僕等は ただ流されていた
もうどれくらい 大切な物を失くしただろう
些細な事で一喜一憂したあの頃
忘れかけていた 大切な事
過去の墓標が 草原に立ち尽くす
それは 私を形成するいくつかのページ
泣き笑いしている 貴方が
まだ記憶の片隅で私を 責める
あの頃に戻りたい
願いは遠くに あの空の先へ
もうどれくらい 戻れない場所に来たのだろう
今頃 あの人は何をしているか・・・
私を覚えているのか・・・
否
覚えていないだろう
私たちは 散り散りになってしまって
あの草原に戻るのは
過去の墓標に立ち尽くして 現実から逃げたいだけ
今 また