詩人:バシカブレ
ほら、今1つの羽根が焼け堕ちた。何故・・・蛾はその身が焼かれようとも炎を目指すのだろう?蛾はきっとそれが愚かな行為だとわかっているのに何故・・・ それは炎が蛾にとってのたった1つの希望だからであろう 全ての物が深い眠りにつく夜 辺りが漆黒の闇に包まれた時にのみ現れる希望・・・ これは人も同じである 自分の身なぞ省みず希望に向かって行く人間そのままである・・・