詩人:Hylie
きっとあなたは呼ぶでしょう
暁と消えたわたくしを
きっとあなたを呼ぶでしょう
暁と消えたわたくしが
暁降る東雲の朱の空に
おもひを馳せて呼ぶでしょう
─── …
─── …
後朝の文、届くでしょうか
朝薫る花挿して
返す歌、届くでしょうか
朝薫る花挿して
─── …
─── …
受けましょう
恋ふる火燃やしてくださった
三晩分の想いの丈を
送りましょう
三晩通ってくださった
あなたのためにつくった歌を
そうして次の暁にはきっと
耳の膜を震わす聲でわたくしを呼んで
さらばわたくしも呼びましょう
あなたの鼓膜を震わせて