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詩人:Sky of Heart
やるべき事はあるはずなのに、何もやる気になれなくて、ただ無駄に時が過ぎてゆくこの部屋の中で、一人で頭を抱えてうずくまっている。何もできない歯がゆさが、妙に俺をイライラさせて、ぶつけようのない苦痛を煙草の煙でかき消しながら、必死で寝付こうとする毎日。家族の温もり、友たちの存在、触れるたびに愛おしくなる。旅立つ決意は固めたけれど、今頃になって怖じ気付きだした。一人の自由と新しい世界を求めて旅立とうとしていたのに、今この一時がとても愛おしくなっちまった。強くなりたい。何事にも屈しない男に。