詩人:藍
屋上までの階段駆け上がった青の近くで手を伸ばしたくて…『ここに居るよ。』と呟きたかった何かを獲る為に捨ててきたのを拾い集めて空に放つもう終わってしまうページに両手振り 終える。夜空の星にシャボン玉飛ばして月に重なり消えてゆく無力な言葉を呟いた『綺麗』だなんて呟いても夜空からの返事は返ってこない鼻歌唄いながら階段下りていけばまた青が遠くなって見下される。…しょせんこんなトコだろう。なんにもしらない自分をただ鏡に映すだけだから。