詩人:あういあ
今、正に君の瞳を見た虚実さ。ただ現実の中の。移ろいでいる君の、雨の右目の瞳を。濡れているその睫毛を見ている。虚実ながら、現実の中で。この場所で距離はあるけれど寸分狂いなくその濡れた瞳を見ている。ただの虚実でも。