詩人:黒木ミニー
雨のなかの春の空、夏の空にぱくりと食われた。おい、カーロス、俺カリントウ。ミカンのカワ。底無しの穴 愛は退屈 あぶく銀河が俺の恋人
目を覚まそうぜ
カーロス、カーロス、豚に乗っての脱走か。おまえの胸ではじけてきえた 俺の記憶を知ってるか。鼠は鳥になって飛んでいく、燃えた果樹園、ガキが別れを告げにきた。俺たちいつかは死んじまうのさ。
静かな夢だと言っちまえ、雪に消えたよウエストサイド。窓が空に浮いてえら 別れの歌だよスイケンの
おまえの空気になっちまう。 見えない浜辺に吸い込まれ ひとつ笑えば
俺たちそこでおさらばさ
飲めや孕んだその背中 何時になっても美しい 未来永劫 雲散霧消 オーカ オークス エリザベス 大好きだよ! 夏の横顔