詩人:ラヂオ少年
僕は栓を抜いた僕の中は浴槽の栓を抜いたみたいに空っぽになった過去も友人もお金も流れていった半分ずつくらいとっておけばよかったかもしれないでもね僕は古い水じゃなくて新しい水で満たされていたいんだべつに今まで溜めてきたものが嫌いなわけじゃない愛着だってあったただ長く持っていたから捨てられなくなっただけなんだ本当に必要なものは僕の中にはない僕の手の中にある僕が今触れているものだ