詩人:*ふぇあうぇる*
いつもそうだった
甘い優しさと
屈託のない笑顔
僕の目に映る君は
常に微笑んでいた
雨の昼下がり
だけどそうだった
あの優しさと笑顔は
嘘と仮面
僕の目に映る君は
常に微笑んでいた
ねぇ 君は何を見ていたの?
ねぇ 君は何を感じていた?
笑顔と悲しみ
優しさと怒り
まるで君の心は
氷で出来ている
色々な君と出会っては別れた
そして今 僕は変わるんだ
君との過去を捨てるために
でも ふと空しくなって僕は覗き込む
鏡の前に映る君は
今も微笑んでいた
もうやめよう
バイバイ
微笑む君に背を向けた雨の昼下がり