詩人:泉架
こんな月の日はあの人を思い出す
あの輝く下弦の月から溢れ出した星の雫は
私の頬を濡らして
また月へと還るのでしょう。
ねぇ 神様
今夜だけで構わないから
輝く満月と このちっぽけな私とを
変えて下さい
大切なあの人の未知を照らしたいから
大切なあの人からら私がいつでも見えるように
あの人のマツゲが濡れている日も
あの人が暗い闇に包まれている日も
側にいてあげれないあたしは
何の意味があるのでしょうか
あの人に伝えられないこの気持ちと
あの人に伝わらないこの気持ちは
何の為に在るのでしょうか
どうか輝くあなたがその答えをもしも知っているのなら
教えて下さい
大切なあの人の幸せを祈りたいから