詩人:かりん
いつも1本だと思っていた
片足で辛くないのかと
子供ながらに思っていた
翼があるのに飛ばないで
1本で立ち続ける
ピンク色の珍しい鳥よ
いつも1人だと思っていた
辛くてもそれが普通だと
大人ながらに思っていた
初めから翼などないのだと
1人で走り続ける
孤独色の哀しい人よ
すべては思い込みだったことを
気付かせてくれたあなたに
瑠璃色の美しいこの星で出逢った
幸運なあたしよ
フラミンゴの足はちゃんと2本だし
いつでも自由に飛び回れる翼も心も
用意されているのだから
2004/02/12 (Thu)