詩人:颯爽
そんなことが
たまにはあっても良いんじゃないかな?
降り続く雨に
目を閉じる僕がいたんだ
自分が許せなくても
嫌というほど 自分を思い知らされても
それでも僕はここにいたんだ
わからないこととか
わかりすぎてしまったこととか
それでも続いてゆく日々とか
そんなの全部が
この雨と一緒に流れてゆけばいいのにね
笑い飛ばせればいいのにね
臆病な君が
それでも見上げた空は何色だい?
時々 自分が嫌になっても
時々 自分が許せなくても
思わず涙を流してしまった静かな夜に
わかる気持が 少しだけ届かなかったりする夜に
それでも見上げた空は何色だい?
冷たい雨
雨粒が 僕の目の前で弾けて
地面に飛び散って そのまま知らん顔
君は憶えてる?
君は元気かい?
君は何かを見つけたかい?
君は大丈夫かい?
聞こえてる?
届いてる?
我慢した数だけ
痛みを堪えた
間違った数だけ
言葉は増えていった
目を閉じた数だけ
涙が流れた
流した涙に嘘はないんだ
擦りきれそうな日々の中で
あの日交した君との約束が
僕を前へと進ませるんだ
そうやって
僕は生きてゆくんだ
君が とっても 優しかったから
この空は
僕たちのモノではなくて
覆い隠すこの雲は
僕たちの邪魔をして
降り続けるこの雨は
苛立つ僕たちに
何かを気付かせようとしている
それでも僕たちは
此処まで歩いてきたんだ
真っ直ぐに
それでも真っ直ぐに
水溜まりに映る
青い空が
白い雲が
僕たちには見えるんだ
だから僕たちは
【今日】という日々を
今日も乗り越えるんだ
(ありがとう)
僕は
君のことが
だいすきです