詩人:本田ちゃぼ
死に憧れて眠りについたら死に神に追われて目が覚めた不快な湿りに脱ぎ捨られたシャツを眺めながら愉快に笑う私の目はいったい何を映していたのだろう今日も闇の姿をさらけ出すかのように太陽が目覚め 色に染めていく知らぬ間に染められた私を嘲るかのように冷たい鏡が私を映した苦笑いしながら私は照明のスイッチをオフにしたパチリという無愛想な音が私の背を押した私の姿が闇に消えた