詩人:ケイナ
もし、私が鳥だったら
もし、貴方が私だったら
もし、世界が暗闇だったら
もし、空に星が無かったら
もし、明日で世界が終わるとしたら
そんなものは何の意味も持たない
この世界において「もし」なんて通用しない
夢見る者に安息は訪れない
風待ち人の元に風は吹かない
星読みは星の本当の意味を知らない
それでも人は探し求め続けるのか
裏路地に転がっているかもしれない幸運を
自分という全てに賭ける為に。
けれど
もし、それがあり得るなら
それはそもそもあり得ない
2007/09/21 (Fri)