詩人:空渡
何にだって
結末があり終焉がある
祝福の歌や愛宿る歌にも
嘆きの叫びにだってある
開幕した劇場には必ず…
終幕がある
でも、君の終幕はまだ先
…もしかしたらさ
クライマックスだって来てないかもしれないよ?
だからさぁ
そんなに落ち込んで泣かないの
劇を中断するには早すぎる
そのつらさは長い劇のほんの一幕なの
全てに終焉があるように君のつらさだって
永遠じゃない
そこは君の為の舞台
どうか…
君しか踊れない物語を
さぁ…踊って
そのつらい一幕を越えて
君自身を演じきってみて
その結末を…幸福なる
終幕を見せてくれ